【大学出講】 淑徳大学人文学部・経営学部の21名の学生が受講

みんなの金融教育協会(FiNA)では、2024年12月3日淑徳大学人文学部・経営学部にて、「社会に出る前に学んでおくべき人生のための金融リテラシー」というテーマで講義をしました。

人文学部・経営学部の社会理解講座履修の2~4年生の21名の学生さんにご参集いただきました。弊社認定講師の田端沙織から、「ライフベントとライフプランニング」、「年金制度」、「家計管理と金融経済」をテーマにし、年金の基礎知識、企業の福利厚生などについてお話しました。
みなさん熱心にご受講いただきました。

FiNA認定講師の田端沙織が講義

ご受講いただいた学生さんには、まずはライフプランとキャリアについて考えてもらいました。
「業種ごとの年収生涯ランキングで業種によって1位~10位でも1億円くらいの差がある事実をみて、びっくりした」など、就職後の収入について驚いた様子でした。

次に、年金制度については、「内容がよく分からず、将来自分たちは年金もらえないのではないか」という漠然とした不安を抱えている様子でした。
今回の講座の大きな目的の「日本の年金制度の構造や財政検証・制度改革などで対策をしている」ことを丁寧に伝えたところ、とても関心を持って聞いていただけました。

また、家計管理については、「1人暮らしでやりくりしている学生比率は1割程度と少なかった」ことが講師にとっては意外で、新しい気付きとなりました。
家計管理で特に驚かれた点として、お金を増やす要因を整理した公式や、資産が2倍になる金利を示す「72の法則」について、資産を増やす方法が分かったとの声も多数ありましたが、逆の借金した場合も逆方向に働くことを具体的な数字で把握できたようです。
特にリボ払いの例では、「今は金利があがっていて18%程度の金利なので、かなり高い金利を払うこと」などリボ払いの注意点を聞いた学生さんは、実感として焦りを感じていました。
今回のような家計管理の話は、より具体的な数字や方法を話すことにより注意喚起になり、今後の資産形成を再考してもらえる機会になったようで、大変有意義であったと思います。

最後に、「働くこと」と合わせて「資産運用を活用して両輪でお金を増やしていくこと」がまずは最優先事項であること、さらに資産運用に関する 「長期・積立・分散+低コスト」について解説しました。

後半は時間が足りなくなるほど、ご興味を持っていただき、学生からの金融教育の重要さを感じる講義となりました。

みんなの金融教育協会(FiNA)では、このような講演を通じて、引き続き、金融リテラシーの向上を目指していきます。

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