「社会に出る前に学んでおくべき人生のための金融リテラシー」とは?
みんなの金融教育協会(FiNA)では、2025年6月27日明治大学政治経済学部勝悦子教授の授業の約70名の学生の皆さんに、「社会に出る前に学んでおくべき人生のための金融リテラシー」というテーマで講義をしました。
昨年の6月にも同様の講座を開講させて頂き、昨年の120名の学生に続き、今回も多くの学生に受講いただきました。
今回も引き続き、以下のテーマで進めさせていただきました。
・ライフベントとライフプランニング
・年金制度
・家計管理と金融経済
・資産運用
これらの話題は、人生が長く多様化している中でライフプランとキャリアについて考えてもらうことで、もうすぐ始まる就職活動において、どんな会社を選択できるか、すべきかを検討いただくシーンにおいても役に立つ内容かと思います。
みなさん熱心にご受講いただきました。


今回は、まずは「ライフプランとキャリア」についてペアワークで考えてもらい、会社選びで重視することを考えてもらいました。
次に、「年金制度」についての話題では、不信感や将来自分たちは年金もらえないのではないかという漠然とした不安について、それらを払拭する内容をお話しました。日本の年金制度の構造や将来的な財政検証、そして制度改革などの対策を踏まえて、無用な不安をなくし、しっかりと制度を把握することに努めました。
働き方と年金は密接な関係にあり、勤務先によっては企業型確定拠出型年金を導入している会社も多いため、その仕組みや経済的合理性が高い選択とは何かについて考えてもらいました。就職してすぐに商品選択をする場面に備え、慌てることのないように事前に制度や資産運用について勉強・実践することお勧めしています。
最後に、「資産運用」については、働くことと合わせて資産運用を活用して両輪でお金を増やしていくことをお伝えしています。
大切なポイントとして「長期・積立・分散+低コスト」についてそれぞれ解説し、金利の影響やお金の置き場も考えることが大事であることを伝えました。また、講義のあと実行しやすいように、投資を始める際の具体的な金融機関選びのポイントについても解説しています。
今回は講義後の学生から多くの質問を受けており、学生の積極性が際立っていました。ぜひ今後の行動変容に繋がればと願っています。

学生からは、
・確定拠出年金の受け取り方や税制の違い
・現在年金は学生納付特例制度を利用しているが、追納せず代わりにNISAでの運用に回した方がよいか?
・個別株投資についての考え方
など多くの多種多様な質問をいただきました。
